この記事では、20代の方がダイナースクラブカードを持つ必要性があるのかについて、現役銀行員の著者が徹底的に解説します。
それなりに仕事にも慣れてきて少しお金にも余裕が出てきた時に、資産運用やクレジットカードなど「お金」に関することも気になってくるかと思います。20代の方の場合、年会費永年無料のクレジットカードやゴールドカードを利用している方も多いと思いますが、ダイナースクラブカードは持つ必要性・メリットがあるのでしょうか?
SNSやネット上の口コミを見ると「20代には早い」「年会費の無駄」といった意見もあれば、「早いうちに持っておくべき」という真逆の意見もあり、結局自分に必要なのかどうか迷ってしまうのも無理はありません。
結論からお伝えすると、一般的なポイ活やコスパを求める9割の20代の方はダイナースクラブカードはすぐに持つ必要性は少ないと思います。
しかし、ポイントなどの実利面だけでなく、価値・経験を大事にする残り1割の20代の方にとってダイナースクラブカードは年会費以上のメリットを与えてくれる必要なカードとなります。
この記事では、大手カード比較サイトのような八方美人の解説ではなく、「どんな20代なら本当に必要なのか?」「逆にどんな人は発行すると後悔するのか?」という境界線を徹底検証します。
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- 著者:とことこ
- 職業:現役銀行員 15年目
- 資格:FP1級保有
- 専門:個人の資産運用、節税対策
- 所有クレジットカード
・ダイナースクラブカード
・ダイナースクラブ ゴールド
・三井住友カード プラチナプリファード など
【結論】20代にダイナースクラブカードは必要か?

「20代でダイナースクラブカードを持つ必要があるか?」という問いに対する現役銀行員の著者の結論は、冒頭でも触れた通り「9割の20代には不要、ただし特定の1割には必要」です。
なぜここまで極端に評価が分かれるのか。まずはその理由と、20代におけるカード選びの考え方から解説します。
実利重視の9割の20代には不要
ダイナースクラブカードが「9割の20代には不要」と言切れる最大の理由は、ダイナースクラブカードの強みと、一般的な20代の消費スタイルが合致しづらいからです。
ダイナースクラブカードの強みは以下になります
- 合計9つ以上のダイニング・レストラン特典
- 高級ホテルの上級会員に相当するHoteLuxエリート会員が無料
- 通常のゴールドカードラウンジ以外のプライオリティ・パスラウンジが無料で利用できる
- 充実した補償サービス内容
- ポイント還元率も通常1%+最大5%還元とそこそこ高い
ダイナースクラブカードは実はポイント還元率もそんなに悪くありません。通常1%で利用でき、対象加盟店などでは最大5%還元となります。実はそこそこ高く、ANAマイルを狙う場合結構使えるのです。
ただ年会費29,700円(税込)を考えると一番ポイント還元率が高いカードとは言えません。
ダイナースクラブカードの最大の特徴は「ホテル」「レストラン」「空港ラウンジ」「補償・サービス」になります。
なので、実利面を優先しとにかく高いポイント還元率を求める9割の20代の方には、ダイナースクラブカードは強くはオススメ出来ません。他社のポイント特化型クレジットカードを選択する方が良いかと思います。
価値・経験も大事にしたい残りの20代は必要
一方で、以下のようなライフスタイルを送る「残り1割の20代」にとっては、話が180度変わります。
- 仕事やプライベートで会食が増えてきた
- ディナーの機会が増えてきた
- 上司やクライアント、大切なパートナーの前で恥ずかしくないステータスが必要
- 年に1〜2回は海外旅行や海外出張があり、空港ラウンジ利用や手厚い保険が必要
- 30代に向けて、一流のサービスやマナー、価値・経験をしておきたい
ステータス性・得られる価値・経験を優先したい1割に該当する方にとって、ダイナースクラブカードは大きなメリットを持つカードとなります。単なるクレジットカードではなく、自分のステータスや体験価値を底上げしてくれるツールとして必要性を発揮します。
「ステータスカード=無駄遣い」は本当か?20代で投資する価値の有無
「20代で高い年会費を払ってステータスカードを持つなんて見栄っ張り・無駄遣いだ」という意見もあるかと思います。しかし銀行員の著者の意見としては、多少背伸びしてでも様々な価値に触れて、経験値を貯めておくことで30代、40代にときに大きく差をつけることができると思います。
例えばダイナースクラブカードの代名詞である「エグゼクティブ ダイニング(所定のコース料理が2名以上の利用で1名分無料)」は、実利面で言うと年に2〜3回利用するだけでカードの年会費は簡単に元が取れます。
さらに重要なのは「20代という若い時期に、一流のホテルやレストランのサービスに触れる経験」です。実際に利用してみたときに、振る舞いやお店選びの引き出しなどは、実際に経験しないと獲得できません。それらは30代以降のビジネスシーンで大きな武器になります。
そのような価値・経験に大きなメリットを持つダイナースクラブカードは、年会費やポイント還元率だけでなく、特典を活用し自分を高めるための手段として使っていける20代の方にとって大きな必要性ギア出てくると言えます。
20代だからこそ必要で価値を発揮する「4つの利用シーン」

ここでは、20代という若い時期だからこそダイナースが必要となる4つの具体的な利用シーンと、その本質的なメリットを解説します。
一流の食体験・会食マナーを20代から身につけられる(エグゼクティブ ダイニング)
1つ目のシーンは、高級レストランでの食事や会食です。
ダイナースクラブカードの代名詞とも言える「エグゼクティブ ダイニング」は、対象となる高級フレンチや料亭などのコース料理を2名以上で予約すると、1名分が無料になる特典です。
単に食費が浮いて得するという金銭的なメリットだけではありません。本質的な価値は、本来なら敷居が高いと感じるような一流の有名店や老舗に、ダイナースクラブカードを通して20代のうちから気兼ねなく足を運べる点にあります。
料理の知識やテーブルマナーが自然と身につく、洗練された接客や空間作りに触れることで感性が磨かれる、いざという時に良いお店を知っている、などビジネスシーンやパートナーなどとの様々なシーンにおいて自信をつけることができます。
こうした「本物」に触れた経験は、30代・40代になったときの大きな教養と財産になります。20代のうちに食の引き出しを増やしておきたい人にとって、これ以上ない強力なツールです。
>> ダイナースカードの7つのダイニング特典を全て解説|レストラン・グルメ特典ならダイナース一択
上司・取引先・クライアントとの会食で「一目置かれる」社会的信用
2つ目のシーンは、仕事における接待や会食、職場の人との食事などのビジネスシーンです。
20代後半になると、上司や取引先、重要なクライアントとの会食でお店選びや会計を任される機会が増えてきます。そうした場面でダイナースクラブカードなどのステータス性の高いカードで会計を済ませる姿は周囲に強い信頼感とスマートな印象を与えます。
ダイナースクラブは、歴史的に医師や弁護士、経営者層に愛用されてきた背景があり、ビジネスの第一線で活躍する年上の世代ほど「ダイナース=信用できる大人が持つカード」という認知が定着しています。
そんな中で20代でダイナースクラブカードを使いこなしているという事実は、ビジネスパーソンとしての意識の高さや社会的な信用を暗にアピールすることになり、上司やクライアントから一目置かれるきっかけにもなり得ます。
将来の最上位カード「ダイナース プレミアム」を30代で手に入れる準備
3つ目のシーンは、将来的なステータス向上を見据えたクレヒス(クレジットカードの利用履歴)作りです。
ダイナースクラブには、招待制(インビテーション)でしか発行できない最高峰カード「ダイナースクラブ プレミアムカード」が存在します。コンシェルジュデスクの質の高さやポイント還元率の高さなど、ブラックカード級の手厚いサービスで知られる憧れの1枚です。
このプレミアムカードの招待を受けるには、通常のダイナースクラブカードで良好な利用実績をコツコツと積み重ねる必要があります。
20代のうちからダイナースを所有して継続的に利用しておくことで、カード会社からの信頼が蓄積され、30代を迎えたタイミングでプレミアムカードの招待が届く確率が劇的に高まります。「将来的に最高のステータスカードを持ちたい」と考えている人にとって、20代からの準備は必須と言えます。
年1〜2回の旅行・出張で「年会費以上の実用的な元」が取れる
4つ目のシーンは、プライベートでの海外旅行や、仕事での国内・海外出張の場面です。
ダイナースクラブカードはトラベル特典の充実度もトップクラスです。国内外1,500ヵ所以上の空港ラウンジ(年会費5万円以上に相当するプライオリティ・パスが無料で利用可能)が利用できるほか、最高1億円の海外旅行傷害保険が自動付帯(一部利用条件あり)するなど、旅行中の安心感と快適性が格段に上がります。
例えば、海外の空港で喧騒を離れて質の高いラウンジでシャワーを浴びたり食事を楽しんだりする体験や、海外での手荷物無料宅配サービスなどを活用すれば、1回の旅行で数万円相当の価値を得ることができます。
海外旅行や海外出張は年1〜2回程度という人であっても、先述のレストラン特典と組み合わせることで、年会費は余裕で回収できてしまいます。実用的な面でも、アクティブに移動する20代には大きな強みとなります。
>> ダイナースカードでプライオリティ・パスは使える?|仕様、使い方を全て解説
【必要性判定チャート】20代でダイナースクラブカードが必要な人と不要な人

ここまで20代の方にとってダイナースクラブカードは「9割には不要だが、1割には必要」とお伝えしてきましたが、結局自分はどちら側にいるのだろう?と迷っている方も多いはずです。
そこで、あなたが20代でダイナースクラブカードを作るべきか、それとも他のカードを選ぶべきかを一発で診断できる「判定チェックリスト」を用意しました。基準は簡単です。
- 20代でダイナースクラブカードが必要な方
価値・経験も重視したい、ビジネスシーンで会食や海外出張がある、ステータス重視
- 今すぐ見送るべき人の特徴
年会費を抑えたい、ポイント還元率重視、カジュアル店メイン
必要性大!20代でダイナースを作るべき人のチェックリスト
以下の項目に3つ以上当てはまる方は、ダイナースクラブカードの必要性が非常に高い「1割の20代」に当てはまると思います。発行しても後悔せず、むしろ年会費以上の価値を実感できるでしょう。
- 年に2回以上、1人あたり1万〜2万円以上の高級店・レストランで食事をする
- 仕事で接待や会食の機会があり、お店選びや会計を任されることがある
- 20代のうちにテーブルマナーや食の教養、スマートな振る舞いを身につけたい
- 年に1〜2回は海外旅行や海外出張に行く
- 空港ラウンジや手厚い保険を使いたい
- 30代・40代に向けてステータス性も少しづつ重視したい
- 周囲とは一味違う、歴史と信頼のあるカードで差別化したい
気になっている年会費については、エグゼクティブ ダイニングやプライオリティ・パス、HoteLuxなどを活用するのであればすぐに元が取れる設計になっています。実利面はそれらでカバーできます。
ビジネスシーンでもそれなりに利用頻度があるのであれば、仕事やプライベートでの信用度・体験価値も格段に上がります。迷わず発行を検討して良いでしょう。
ダイナースカードは現在初年度年会費無料の新規入会キャンペーンを開催中です。
いまなら本会員の年会費29,700円(税込)相当が初年度無料となっており、かなりお得なキャンペーンとなっています。
さらに当サイト経由で申込いただいた場合、紹介特典として同時に入会した家族カードの年会費も初年度無料で発行することが可能となっています(通常家族カードは5,500円(税込)の年会費が必要)
ダイナースカードの特徴であるHoteluxの利用、ダイニングサービス、プライオリティ・パス同等の空港ラウンジ利用、ラウンジ、高いマイル還元率が必要な方は、ANAダイナースやJALダイナースよりも年会費が安いダイナースカードを発行するチャンスとなっています。
不要かも?今すぐ見送るべき人のチェックリスト
一方、以下の項目に3つ以上当てはまる方は、現時点でダイナースクラブカードを作る必要性は低いと考えられます。発行しても使いこなせず、年会費負担ばかりが重く感じてしまう可能性が高いため注意してください。
- クレジットカードを選ぶ一番の基準はポイント還元率の高さ
- 外食はチェーン店やカジュアルな居酒屋、カフェが中心で高級店には行かない
- クレジットカードに年間2万円以上の年会費を払うのは抵抗がある
- 普段の買い物の支払いはどこでも使えるVisaやMastercardが1枚あれば十分
- カードのステータスや特別な体験よりも実質的な節約・コスパを重視
- 海外旅行や出張の予定は当面ない
このような方は、ダイナースクラブカードの強み(高級レストラン・トラベル・ステータス)を活かしにくいと思いますので、無理して発行すると「年会費が高いだけ」と感じてしまいます。
20代のダイナース発行でよくある疑問と不安

20代でダイナースクラブカードの申し込みを検討する際、多くの方が抱く代表的な疑問や不安について、Q&A形式で分かりやすく回答します。
Q. 20代で持っていると周りから「生意気」「見栄っ張り」と思われる?
結論から言うと、基本的には「スマートで好印象」に受け止められます。
ビジネスの第一線で活躍する年上の世代ほど「ダイナース=信用できる大人が持つカード」という認知が定着しています。上司やクライアントとの会食、パートナーとのデートなど「ここぞという場面」でサッと会計を済ませる際、ダイナースのカードは圧倒的な信頼感と品格を発揮します。
特にビジネスシーンにおいては、「若いのに良いカードを使いこなしている」「食やマナーにこだわりがある」というポジティブな評価に繋がることが多いです。
Q. 20代でも審査に通る?年収や年齢基準の最新動向は?
20代でも十分に審査を通過できます。かつてダイナースクラブカードは年齢制限や勤続年数や職種など厳しい基準が設定されていたという噂もありますが、現在は「所定の基準を満たす方」とだけ記載されており、年齢制限や職種などの具体的条件があるわけではありません。満20歳以上の方から申し込みが可能となっています。
20代での審査通過の目安としては、以下の条件を満たしているかがポイントになります。参考にしてみてください。
>> ダイナースカードの2つの審査基準を解説|年収の目安は500万円?
Q. 家族カードやパートナーと一緒に使うメリットはある?
かなりメリットがあると思います。ダイナースクラブカードの本会員であれば、配偶者や両親、18歳以上のお子様に対して家族カードを発行できます。家族カードでも本会員とほぼ同等の特典やサービス、旅行傷害保険や空港ラウンジ特典が利用できるため、パートナーと一緒に海外旅行へ行く際などに非常に重宝します。
>> ダイナースカードの家族カードの年会費・限度額・基本仕様を解説
Q. 1回審査に落ちたらどれくらい期間を空ければ再申し込みできる?
最低でも半年間は空けてから再挑戦することをおすすめします。半年以内でも申し込みはできますが、同じ結果になる可能性が高いです。クレジットカードの申し込み履歴や審査結果の記録は、個人信用情報機関(CICなど)に半年間保管されます。短期間に連続して申し込むと、何か特別な状況でもあるのか?と怪しまれることになり、かえって審査に落ちやすくなってしまいます。
審査に落ちてしまった場合は、別のカードで延滞なく利用実績を積んでから、年収や勤続年数が少し上がったタイミングで再申し込みを行うのがおすすめです。
まとめ|20代でダイナースクラブカードは一部の方に大きなメリットあり!

この記事では、20代の方がダイナースクラブカードを申し込む必要性があるかどうかについて現役銀行員である著者が解説しました。
結論としては、ビジネスシーンでの利用、ステータス性、ダイニング・レストラン利用、価値・経験を充実させたい20代の方にとっては大きなメリットをもたらすのがダイナースクラブカードです。
反対に、ポイント重視、実利面を重視する20代の方にとっては、ダイナースクラブカードでもそこそこポイント還元率は高いですが他社カードでも問題ないと思われます。
ダイナースクラブは、歴史的に医師や弁護士、経営者層に愛用されてきた背景があり、ビジネスの第一線で活躍する年上の世代ほど「ダイナース=信用できる大人が持つカード」という認知が定着しています。
同年代や年下からの視線を気にするのではなく、30代・40代から一目置かれる存在になるためにも多くの価値を提供してくれるのがダイナースクラブカードになります。
ダイナースカードは現在初年度年会費無料の新規入会キャンペーンを開催中です。
いまなら年会費29,700円(税込)相当が初年度無料となっておりかなりお得なキャンペーンとなっています。
ダイナースカードの特徴であるダイニングサービス、プライオリティ・パス同等の空港ラウンジ利用、ラウンジ、高いマイル還元率が必要な方は、ANAダイナースやJALダイナースよりも年会費が安いダイナースカードを発行するチャンスとなっています。


